シングルファザー、シングルマザーの皆さん、こんにちは。
「なんで私だけ、家事の全部をやらなきゃいけないの…」 「もう何度言っても、手伝ってくれない…」
あなたは、日々の家事に追われ、子どもに「お手伝い」を頼むことすら、億劫に感じていませんか?
シングル子育てでは、家事の負担が一人に集中するため、子どもに「お手伝い」をさせることは、親の負担を減らすだけでなく、子どもの自立心を育む上でも非常に重要です。
でも、安心してください。
「お手伝い」は、親子で「楽しむ」ことができます。
今回は、子どもが自ら進んで「お手伝い」をするようになる、親子のコミュニケーション術を5つのヒントでご紹介します。
1. 「お手伝い」を「チームの仕事」に変える
子どもに「お手伝いして!」と頼むと、つい義務感を与えてしまいがちです。
そうではなく、「家事」を「家族みんなでやる、チームの仕事」と捉え直してみましょう。
・「パパ/ママは、ご飯を作る係ね。○○ちゃんは、お皿を並べる係ね」
・「お部屋をきれいに保つために、みんなで協力してやろう!」
このように、「チーム」として声をかけることで、子どもは「自分も家族の一員として、チームに貢献している」という意識を持つことができます。
2. 「見える化」で達成感を共有する
「今日は、こんなにたくさんのお手伝いができたね!」
お手伝いを「見える化」することで、子どもは達成感を得ることができ、次のモチベーションにつながります。
・お手伝いリストをつくる
・お手伝いができたら、シールを貼る
・お手伝いできた回数で、ご褒美をあげる
このように、ゲーム感覚で楽しめるように工夫してみましょう。
親子で一緒に「見える化」することで、子どもは「自分はこんなに頑張ったんだ」と、自分の頑張りを客観的に見つめることができます。
3. 「小さな成功」をたくさん褒める
「なんで、こんなに汚くしたの!」 「ちゃんと、最後までやりなさい!」
つい、不満を伝えてしまいがちですが、大切なのは、「小さな成功」を褒めることです。
・「お皿を運んでくれて、ありがとう!」
・「お洋服、最後まで畳めたね!すごいね!」
・「お部屋、こんなにきれいになって、気持ちがいいね!」
結果だけでなく、その過程にある「小さな成功」に目を向けて、具体的に褒めてあげましょう。
褒められることで、子どもは「お手伝いは楽しい!」と感じ、自ら進んでお手伝いをするようになります。
4. 「お手伝い」を教える時間を大切にする
「手伝ってくれるのは嬉しいけど、やり方が違うんだよな…」
子どもが間違ったやり方をしていても、すぐに口を出さずに、まずは見守ってみましょう。
そして、教える時は、
・「こうした方が、もっとうまくできるよ」と、優しく教える
・「最初は、みんな失敗するものだよ。大丈夫」と、子どもを安心させる
このように、子どもが「失敗しても、また挑戦しよう」と思えるように、丁寧に教えてあげましょう。
5. 「頑張りすぎない」という親の姿勢を見せる
親が、家事を完璧にこなそうと頑張りすぎると、子どもは「お手伝いをしなくても、パパ/ママは全部やってくれる」と思ってしまいます。
・疲れた時は、「今日は、ちょっと疲れたから、ご飯、デリバリーにしようかな」と、素直に伝える
・「パパ/ママも、完璧じゃないんだ」という姿を見せる
親が、「頑張りすぎない」という姿勢を見せることで、子どもは「僕/私が、パパ/ママの力になってあげなきゃ」と、自発的にお手伝いをするようになります。
まとめ:あなたは、子どもの最高の「お手伝いのパートナー」
シングル子育てにおけるお手伝いは、時に義務感に感じられるかもしれません。
でも、あなたは、子どもの最高の「お手伝いのパートナー」です。
「チームの仕事」と捉え、「見える化」で達成感を共有し、「小さな成功」を褒め、「教える時間」を大切にし、そして「頑張りすぎない」親の姿勢を見せる。
これらのヒントを参考に、あなたと子どもの「お手伝い」の時間を、もっと楽しいものにしてください。
この記事が、あなたの心の支えになることを願っています。